海外旅行前の現地語の学び方【2018/11/04更新】
海外旅行に行くときに、現地の言語を学んでおくと、楽しさが増えると思う。
ただ、何をどこまで学んでおくのかが中々難しい。
一定の労力で、海外旅行の楽しさを最大限にするための方法を考えたい。
まず、4技能のうち、どれに絞って勉強するのか?
読む、書く、聴く、話すのうち、どれに特化するべきか?
ズバリ、読むが正解だと思っている。その場合、何を優先して、行えばいいのか?
ズバリ、単語の暗記であり、特に名詞を暗記するのが良いと思う。動詞でも、形容詞でも、副詞でもなく。名詞を覚え流ことで、旅先での情景がより鮮やかになると思う。
旅行先で何をしたいのか? どんな問いを口に出したいのか?、どんなフレーズを話したいのか?などを、まずは日本語でピックアップする。その日本語に合わせて、フランス語を探してくるという発想が効果的。
特に、やりたいことが明確に決まっていないのであれば、衣食住というフレームワークを使って、まずはどれか一つに絞って、単語を覚えてもいい。
そして、楽しいハプニングを起こすためには、いかに現地の人と交流を持つのかも重要になる。そのためには、話しかける言葉も大事。挨拶に加えて、何かを訪ねるフレーズを記憶しておくべきだ。
下記のように、旅行におけるアクション、または、場面を四つに分けて、①観る、②買う、③食べる、④泊まると考えて、どれか一つに絞って勉強しても楽しいかもしれない。
旅行会話は一週間もあれば十分だ。旅行中にすることは、観る、買う、食べる、泊まる、この四つだけだ。状況は決まっているから、基本表現を30個くらい知っておれば足りるのではないか。また、常にこちらが金を払う立場だから相手は一所懸命聞いてくれるし話してくれる。難しいことはない。
実は、私が外国(フランス以外の国)を旅行するときは、基本表現を覚えるどころか、単語をたった20個程度覚え、あとは英語で済ませている。覚える単語は次のとおりだ。
1.挨拶 :こんにちは、さようなら、おねがいします、ありがとう、すみません
2.呼びかけの言葉 :ムッシュー、マダムの類
3.疑問詞 :なに、どこ、いつ(「なぜ」「どのように」はあまり使わない)
4.数詞 :1から10まで
5.その他 :これ(それ)、大変結構、お勘定(これを知らないと食事が終わらない)これらを組み合わせて、たとえば、「これ、これ、これ、お願いします」とやれば、買い物も食事も出来てしまう。
このほかに、「トイレ」と「助けて」を覚えていく、という友人がいる。特に「助けて」は、女性には必須かもしれない。すりや引ったくりにあったとき「助けて」と叫んだら、まわりの人が犯人を取り押さえてくれたという例を時々聞く。
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しかも、上記の①から④にしても、①から④を縦糸とすれば、1.入り口から入る、2. アクションする(もしくは、アクションをする前に、したいアクションをお願いする)、3.出るという時間軸上の三つのイベントを横糸として構成できる。まずは①から④のいずれでも使えるフレーズを学ぶべし。
そうすると、横糸に合ったフレーズは、フランス語で言えば、下記の通りだ。
1. ボンジュール(こんにちは)
2. シルヴプレ(お願いします)
3. メルシィ(ありがとう)
さらに、以下のようなフレーズを、各国語で覚えておけば、鬼に金棒だ。
4.「サ、シルヴプレ!」(これ、お願いします!)
5.「ジュプ?」(意味は英語の「Can I?」)
レストランでここに座っていいか尋ねるときは席を指さしながら「ジュプ?」(座れますか?)
持っている列車のチケットが使えるか不安な時も「ジュプ?」お店のレジでクレジットカードが使えるか不安な時も「ジュプ?」(使えますか?)
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また、確かにお金を払う側なのか、お金をいただく側なのかによって、話す内容も変わってくる。お金を払う側であれば、相手は確かにこちらの話をしっかり聞いてくれるだろう。
具体的なものについては、また記載をしたい。
生き延びるために知っておくべきこと、知っておくと楽しいこと、あえて捨てるものがあるだろう。しかも、生き延びるために知っておくべきことは、言語ではなく、別のことなのかもしれない。
2018年11月4日公開
以上