高城 剛さん イノフェス 「30年後の世界へ」まとめ(3)北欧パート INNOVATION WORLD FESTA 2018(2018/09/29開催)【2018/10/21更新】
高城 剛さんが観たフィンランドのヘルシンキ 16分〜
フィンランドの話。無作為に選んだ2000人に、通常2000ユーロにさらに追加した2500ユーロを渡して、ベーシックインカムの大規模な実験を行なった。
この実験を主導した部署はKELA。KELAの官僚は、実験はうまくいっていないと言っている。また、ユニバーサルベーシックインカムを国民も望んでいない。
教育に投資するべきだという結論。
中学校に訪問してきた。音楽の時間にリミックスを作っている。元DJの先生に聞いてきた。大人が来たくなるような授業をしなくてはいけない。いろんな業界から先生を連れてくる。ギターの音が欲しければ、ギターから作ってしまう。
また、写真の撮影も学んでいる。写真は、これからのコミュニケーションツールの中で最も重要であると考えるからだ。
塾はフィンランドにはなく、宿題はちょっとある。
以下はフィンランドのKELAのサイト。機関の英語名は、The Social Insurance Institution of Finland。Families、Students、Sickness、Unemploymentの四つに関して、サービスを提供している。
以下はKELAの取り組みについての、The Economistの記事(Apr 26th 2018)。
高城 剛さんが観たスウェーデンのヘルシンコ 22分〜
ポストスマートフォン社会の主役は、身体。BIOHAXという会社。
今の「気持ち悪い」は、30年後の未来。
法律や常識が、イノベーションを阻害している。アメリカ、英国に次ぐ、世界第3位の音楽輸出国はスウェーデン。
どの国がイノベーティブかは、屋台を見ると分かる。ホームレスのおじさんも、現金を受け取らず、スイッシュという決済システムで受け取る。
Biohax Internationalのサイトは下記。Jowan Österlundさんが2013年に設立した会社。
Biohaxは商品名でもあり、上記サイトでは、"a passive near field communications device inserted by certified biohackers. It does not contain a battery, tracking systems or any GPS enablements."という記載がある。
・どのように電源を取っているのか?
・どんな技術を使って、コミュニケーションを行うのか?
が気になる。
高城 剛さんが観たスウェーデン北部 26分〜
グーグル、アマゾン、フェイスブックなどの名だたる大企業のサーバーが、スウェーデン北部に集まっている。データの都は、スウェーデン北部。
上記のコメントが、後々の伏線になっているのはこの時は全く気付かなかった。展開が面白かった。講演という昔ながらの機会も、ライブ感を出すことなどで、まだまだ発展の余地がある。
高城 剛さんが観たスイス 28分〜
クリフトバレー。ビットコインでトップアップができる。ツークの街は3000人しかいない。300年前に建てられた市役所。税金は支払えないが、いろいろなものの支払いに使える。Bitcoinアクセプタブル。
ツークの市長は、クリフトバレーの父と呼ばれている。市長に話を聞いたところ、今お金を暗号化するのは目処がついた。住民投票の実験をしていて、その次にあるのは選挙。ブロックチェーンを使って選挙を行う。組織票が崩され、政治の仕組みが抜本的に変わる。
高城 剛さんが観たスイスのルツェルン(LUZERN) 31分〜
音楽を買おうとすると、今でもiTunesなどの中間会社が入る。
スイスのトイレ、バルセロナのトイレの写真だが、男性女性のトイレの区別がなくなってきている。そして、ヨーロッパでは進んでいる。全部ではないが。
男と女の壁がなくなっている。テクノロジーに左右されがちだが、
ディスプレイじゃないところで、イノベーションが起こるわけではないかもしれない。
続く
2018年10月14日公開
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