デジタルデトックスの困難さ

NEXUS 5Xが壊れた。それは突然の死だった。2016年8月に購入した。税込30000円だった。一年強の間しか使えなかった。当時のアマゾンレビューには記載がなかったが、現在のアマゾンレビュー(2017年10月29日現在)でも、ネット上の記事でも、被害者が続出していることが分かる。今でも中古品として販売されているが、全くお勧めしない。買ってはいけない商品だと思う。

 

Google NEXUS 5X 16GB Carbon(Black) LG-H791 SIMフリー [並行輸入品]
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今日時点(2017年10月29日)での、中古品の買取価格は17000円。壊れる前に売っておけば、約1年間で13000円の価格で端末を使えていたことになる。月々約1100円で利用できていたはずなので、壊れなければ、とてもお買い得な製品だったはずだ。

 

LG電子 Nexus 5X LG-H791 16GB カーボン(海外版SIMフリー

買取上限金額中古上限金額(※1) ¥17,000

 

じゃんぱら-Nexus 5X LG-H791 16GB カーボン LGH791.AJAGBK(国内版SIMフリー)の買取価格

 

スマホの突然の死は、僕に不幸をもたらしたが、それと供に幸福をもたらした。それはデジタルデトックスである。僕の性質上、インプットを常にする欲求が強いため、スマホを持っていると常にスマホと向き合ってしまう。LINE、フェイスブックメッセンジャー、ネットサーフィンなど、通勤時間や家での空き時間がそれらに埋め尽くされていく。

 

スマホ(ちなみに、NEXUSとは、映画『ブレードランナー』に出てくる最新型のレプリカントのことを言うらしい)が死んだことで、考える時間や脳を休める時間が増えて、個人的には快適な生活を送れている。

 

家にはMacBook Proがあるので、最低限の連絡をすることができるし、いろいろな調べ物ができる。一方で、ベッドにまでMacBook Proを持ち出そうとは思わないため、寝る直前までデジタルデバイスに触れることはなくなった。

 

ただ、電話が使えない。極論を言えば、電話も必要がないのだが、レストランの予約を取るときに必要になったり、誰かとの待ち合わせに必要になったり、意外に使う場面がある。

 

なお、グーグルマップは、事前に住所をメモしておき、地図を持っていれば、特に必要はない。地図さえ持たずに、周りの人に聞く方が、人生は楽しくなると思うくらいだ。

 

やや不便なことを解決しつつ、デジタルデトックスの恩恵を受けるためにはどうしたらいいのか? その時の答えが、ガラケーを持つことだった。ただ、ガラケーは20000円弱もして、とても高い。

 

面白いデバイスを探していたが、ほとんどない。

 

・フューチャーモデルという会社の、SIMロックフリー携帯電話「NichePhone-S(ニッチフォン-S)」→売り切れているせいか、買えない。

とにかく小さい!テザリング機能搭載のSIMフリー携帯電話NichePhone-S | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

 

・The Light Phone→日本では使えないらしい。

通話の受発信に特化した手のひらサイズの携帯電話「The Light Phone」 | Techable(テッカブル)

 

www.thelightphone.com

 

ということで、結局、iPhone SEを買って、最小限のアプリだけを入れることで乗り越えようと思っているが、またデジタル依存な生活に戻ってしまうのはとても嫌だなと思っている。

 

ガラケーをもっと安くして欲しい。もしくは、本当にシンプルな機能(電話とショートメッセージ)だけを持つ薄くて小さい携帯電話が欲しい。デジタルデトックスをするのはとても困難だ。