ホテル 旅 海外 スリランカ

高城剛さんのメルマガより。 

 

スリランカの二つのホテルが紹介されている。そして、そのホテルとは、アマンではなく、アマンの源流となっているジェフリー・バワが建築した建物があるホテルだ。「ヘリタンス」グループが運営している。

 

スリランカ人建築家のジェフリー・バワ」は、弁護士でもあったんだ。知らなかった。ジェフリー・バワの思想、哲学、考え方に興味がある。

 

「ヘリタンス」グループは、AITKEN SPENCE HOTEL MANAGEMENTS (PRIVATE) LIMITEDという会社が運営している。また、AITKEN SPENCE HOTEL HOLDINGS PLCがその持株会社のようだ。Chairmanは、D.H.S Jayawardenaさんらしい。

 

「ヘリタンス」グループの創業者は誰なのだろうか? 真に意志を持っているのは誰なのだろうか? 「ヘリタンス」グループは、日本に進出しているのだろうか?

 

▽Q.8▼▽

【 A 】
アマンリゾーツの原型は、スリランカ人建築家のジェフリー・バワにあります。
イギリスで法律と建築を学んだバワは、今日に連なる「リゾートホテルの基本的モデル」を作った人物として知られ、アマンのゼッカーもそのように公言しています。
そのなかでも傑作がバワ唯一内陸に作った「ヘリタンス・カンダラマ」です。
古都キャンディ郊外にあるホテル「ヘリタンス・カンダラマ」は、「20年経たなければ、このホテルの建築は完成しない」とバワが言い放った通り(その後、お亡くなりになりました)、現在は、森と一体となった素晴らしいホテルが完成しました。
廊下を猿が走り、小鳥が食卓に舞い降りる自然との一体感は、他に類を見ません。
また、同じグループで、オリジナルの躯体をバワが作った「ヘリタンス・マハゲダラ」は、数年前にアーユルヴェーダの医療施設を併合し、外国人向けリゾートとアーユルヴェーダ施設を融合した新業態のホテルを開業しました。
こここそが、お求めの「デザイン、アジア、ライフスタイル」がある場所です。
ただ、見かけだけのデザインオリエンテッドな施設は、もう古臭く感じます。
当たり外れもありますが、「ヘリタンス」グループは、いつも次の何かを求めているホテル・グループだと思いますね。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.322/Part2』(2017年8月18日発行)

 

ホテル「ヘリタンス・カンダラマ」


Heritance Kandalama,
PO Box 11, Dambulla,
Sri Lanka

Sri Lanka Resorts | Heritance Kandalama Hotel | Official Site

 

ホテル「ヘリタンス・マハゲダラ」


Heritance Ayurveda Maha Gedara.
Beruwela,
Sri Lanka

Ayurveda Sri Lanka | Heritance Ayurveda Maha Gedara | Official Site

 

アーユルヴェーダ施設が併設されている。アーユルヴェーダというと、日本ではAVEDAが有名。そもそもスリランカの人は、こういったアーユルヴェーダの施設を使っているのだろうか? もし使っていないのだとしたら、スリランカの人々の生活に、アーユルヴェーダはどのように影響しているのだろうか?

 

高城剛さんによると、アーユルヴェーダは、国としても推進しているようだ。アーユルヴェーダの科学的根拠も知りたい。東洋的なものを西洋の科学で解き明かすのが今世紀だ。生物を物理や数学やコンピューターで解き明かしたように。

 

「見かけだけのデザインオリエンテッドな施設は、もう古臭く感じます」と高城剛さんが言及したように、それが観光用のものだと分かってしまうと、もはや張りぼてであり、種が分かったマジックのようで、興醒めしてしまう。古臭いを通り越して、胡散臭くなってしまう。

 

古いからこそ良い、という発想を飛び越えた建築、ホテルを見てみたい。あっと驚くようなものを見てみたい。世の中にそういうものはあるのだろうか?