高城 剛さんが語るブロックチェーン

高城 剛さんがブロックチェーンに語った記事を引用する。特に、仮想通貨の文脈以外のものを選んだ。非中央集権化、P2Pがキーワードか。なぜこのような地殻変動が起こっているのだろうか?ブロックチェーン運営者の儲けのポイントはどこなのだろうか?

 

ゲノム情報に限らず、ブロックチェーンは、情報流通を大きく変える可能性を持ちます。
特に暗号化された通信技術は、様々なディバイスに搭載されるでしょう。
最近だと、デュアルスクリーンを持つ「ブロックチェーン・フォン」(https://bit.ly/2L8VDPF)などが面白いですよね。
また、在宅投票の可能性にも注目しています。
すでに、スイスで実験がはじまっておりますが、日本では当分行わないのではないでしょうか?
本当の民意が国政に反映されてしまうと、体制が崩壊しかねません。
もはや環境公害ともいうべき、選挙カーに乗ってがなりたてるようなスタイルを堅持すると思いますよ、しばらく日本式システムは。
そして、ゲノム情報をブロックチェーンを使ってやり取りを行なおうとしている最前線は、Nebula Genomics(https://www.nebulagenomics.io)ですが、全情報を引き渡さなくても、SNPsだけ調べると多くの問題がわかります。
最近は、生後数週間でSNPsを調べる人たちも増え、幼児に向いた食事を割り出します。
僕の周囲を見る限り、かなり効果的で、お子さんが突然発熱したり、体調を崩すことがなくなったと言います。
逆も真なり、子供の集中力を高めたりする、学習能力向上も可能です。
お求めは、「これからのゲノム情報の管理について」ではなく、「理想的な成長を辿っていたいた子が突然後退した原因」でしょうから、SNPsを調べるのは有効な手立てになるでしょう。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.369/Part2』(2018年7月13日発行)

 

今後、あらゆる物事が、非中央集権的になると思いますよ。
その状態を「フラット」ではなく、僕は「リキッド」と10年ほど前からお話し申し上げております。
それが、インターネットの本質なんです。
ですので、アマゾンもグーグルも、帝国型ビジネスは、どこかで大きな曲がり角に差し掛かると思いますね。
フェイスブックは、もう差し掛かっているように見えますが。
同時にオープンやシェアの時代も、終わるでしょう。
あたらしいP2Pの時代が、やってくると思いますよ、個人も企業もコミュニティも。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.356/Part2』(2018年4月13日発行)

 

これは、一般的な意見だと思いますが、「仮想通貨やブロックチェーン業界は、英語を使う頻度が高く(文献が英語、海外とのコミュニケーション等)、外国人が働く比率も多いため、英語を使うことも必然的に多い」ので、英語を話せる人材を求めているのではないでしょうかね?
また、これも一般論ですが、「英語を学ぼうとは思っているものの」「何度も挫折してきました」方が、なぜ、仮想通貨やブロックチェーンを学びながら、英語も学ぶことができるのか、採用側は疑問に思うでしょう。
つまり、このような現状で貴君を採用するような企業は、「一般的ではない」ので就職するのを、オススメしません。
そこで、「仮想通貨やブロックチェーンに関心があり、この業界で働いてみたかったという思い」を前提に、短期留学するのをおすすめします。
その留学先は、マルタです。
マルタは、欧州きっての英語留学先であるのと同時に、ゲーミングと仮想通貨のプロ中のプロが集まる国なんです。
もし、留学中にマルタで、世界の仮想通貨の最前線と働く人たちと交流できたら、仮想通貨を扱う日本の企業は、貴君を採用するでしょう。
マルタの事情知っている人(および学生でも滞在ビザを持っている人)なんて、ほとんどいませんから。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.351/Part2』(2018年3月9日発行)

 

ブロックチェーンは、プラットフォームを駆逐する可能性がありますね。
UberAirBnBのような先端を過去にしてしまう破壊力を持ちます。
Uberにやられそうな日本のタクシー会社にとっては大チャンスですが、気がつかないでしょうね。
あたらしいことは、やらないでしょうから。
個人的には、蒐集性が高いトレーディングカードに似せた換金可能なブロックチェーンが、もっと増えることに期待するところです。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.331/Part2』(2017年10月20日発行)

 

2018年12月9日公開

 

以上