高城 剛さんが語るフランス【2018/10/31更新】

高城 剛さんがオススメする新婚旅行先 フランスなど

「ロカンダ」というのは、イタリア語で「ゆっくりとくつろげる空間・場所」を意味するようだ。

 

フランスと言ったら、やっぱり「食」なんだな。でも、高城 剛さんの口からは、具体的なフランスのレストランのお店の名前が出てこない。

 

▽Q.3▼▽
新婚旅行という概念はあまりないのですが、結婚を期に転職する妻の休みが5月に1ヶ月あるので1週間から2週間程度の海外旅行をしたいと考えております。
そこで高城さんのお勧めがあれば教えて頂けないでしょうか?
私達は共に30代で「食」が大好きです。

 

【 A 】
「新婚旅行という概念」はなくても、こういう時は「結婚を期に転職する」奥様が行きたいところに行きましょうよ。
「食」がお好きなら、やはり欧州、なかでもフランス、スペイン、イタリアがオススメです。
もし、海外でも運転できるようなら、地中海沿いを毎日気分で走り、ロカンダのような宿付きレストランを泊まり歩くのも楽しいと思いますよ。
ぜひ、良い旅を!

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.358/Part2』(2018年4月27日発行)

 

高城 剛さんのオススメする英語以外の新たな言語はフランス語

 

日本の公用語が中国語になるとは思えませんが、これから中国語を習得するのは、悪いことだと思えません。
なにより、本当に自分に必要だと思う言語を必要だと思う時に取得することが大事で、目先の社会情勢に捕らわれないほうがいいでしょう。
ちなみに、僕が「英語以外で新たに言語を習得するなら」フランス語です。
その理由は、フランス語圏に旅行すると、英語がまったく通じないからなんです。
昨年、ウォリス&フツナに旅行した際にも、本当に困りました。
また、米国の知識層は、皆フランス語を話すんですよ。
スポーツと文化の世界的な利権は、いまもフランスにありますからね。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.354/Part2』(2018年3月30日発行)

 

 高城 剛さんが語るオススメのフランスにおける移住先

 

僕は欧州の永住権を持っており、EUのほとんどの国に住んで働くことが可能です。

職種と目的、そして滞在国によりますが、EUの居住許可や労働許可は、しっかり時間と策を練れば、どなたでも取得はそこまで難しくありませんが、年々ハードルがあがっているのは確かです。

このメールマガジンをはじめた当初であれば、ご希望の80%以上の方々が欧州移住やデュアルライフが可能でした。
もちろん、ご家族も。


また、僕は世界のいくつかの国々に会社を所有しておりまして、その理由は、いくつかの大きな仕事を手がける時に、その地に法人があったほうが利便性が高く、結果、その地で稼いでお金はその地の法人口座に入れておくことがほとんどで、二重課税になりません。

そして、「おすすめの国」は個々の目的とご趣味によるところでしょうが、例えばフランスは、EU内だけでなく、フレンチポリネシアンやグアダループのような海外県や海外領土でも、子供手当が高いことで有名です。
数人の子供がいれば、遊んで暮らせる地も少なくありませんよ。

まずは、ご自身の求めるビジョンを明確にし、いくつかの国に訪れて、できれば数週間でも暮らしてみるといいでしょう。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.352/Part2』(2018年3月16日発行)

 

高城 剛さんが語るフランスの現実とEUの五年後の未来

リール(Lille)は、フランスの北部にあるベルギーとの国境近くの都市。ミシュランガイド緑本では、星三つとなっている。パリの北駅(gare du nord)から電車で1時間。

 

なぜリール近辺では、EU離脱運動が起こっているのか? 恵まれている地域ならまだしも、貧しい地域で離脱しようとする背景は何なのか?

 

ルーベは、Roubaixと綴るようだ。

 

まさに日本は産業構造の転換が遅れた国だ。日本の未来が、リール近辺にあるのかもしれない。でも、リール近辺に行っても、産業構造の転換が遅れた要因を発見できないような気がする。そして、産業構造を転換するためのヒントもあまりなさそうというのが仮説。それでもなお、リール近辺に行くべきなのだろうか?

 

EUの五年後の未来があるだけではなく、日本の何年後かの未来もリール近辺にあるのだろう。

 

お求めと違うと思いますが、リール近辺は、産業構造の転換が遅れたフランスでもっとも貧しい地域で、ここから「フレグジット」と呼ばれるフランスのEU離脱運動が起きています。

もし機会あれば、リール郊外の国境そば(ルーべ周辺)にある紡績工場跡周辺をご覧になるといいでしょう。

本当のフランスを垣間見ることができますよ。

ここに、EUの五年後の未来があります。

『高城未来研究所「Future Report」Vol.342/Part2』(2018年1月5日発行)

 

高城 剛さんが語るフランス パリの「テクノパレード」 

僕はもうスペインに移動しましたが、先週末のパリは「テクノパレード」が開催され、町中メチャクチャでしたね(goo.gl/2c5yBB)。
巨大スピーカーを積んだトラックが街路を走り、人々がストリートで踊り狂う風景は、どこか懐かしさを感じると同時に、フランスの若者たちのあたらしい息吹を感じる時でした。
参加者30万人だったそうです。
さて、今年のコペンハーゲンの話題は、なんといっても世界一のレストラン「ノーマ」が作る農場レストランです。
2000年代がバルセロナ郊外の「エルブリ」だとしたら、2010年代を代表するレストランは、コペンハーゲンの「ノーマ」でしょう。
僕が2009年にはじめて訪れた時には、まだまだ評価されていませんでしたが、その後みるみる評判になって、気がつくと世界一のレストランとなりました。
まだ、再オープンの詳細が出ていませんが、本年だと発表していますので、運良く訪れることができたら、この先10年の食文化の動向がわかるでしょう。
ファッションウィークからイノベーティブなアイデアが生まれることは当面ないでしょうが、食業界は、もう少し進化しそうです。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.328/Part2』(2017年9月29日発行)

 

関連サイト>>>

www.instagram.com

 

 高城 剛さんが語るフランス旅行の前にやるべき唯一のこと

「オステリア・フランチェスカーナ」 は、北イタリアのモデナにあるミシュラン3つ星レストランのようだ。フランスではない。

 

僕は、人のブログやFacebooktwitterを一切見ないんです。
いつも、行った先の友人や、街で面白そうな人を見つけて、いろいろ問いただします。
では、そんな面白そうな人とは、どこにいて、どんな人なのでしょうか?
それは、自分と似た「匂い」を持ってる人に、街で声かければいいんですよ!
僕もよく「問題ありそうな外国人」に、山手線内などで声かけられますので、「東京のエッジなシーン」を、お教えています。
唯一、欧州各地の旅で事前に予定しなければならないのはレストランだけで、この予約は、お早めにお決めになるといいでしょう。
定番「ノーマ」や「オステリア・フランチェスカーナ」など、絶対的な体験があります。
それ以外にも、著名シェフがどの都市で、なにを食べているのかが一覧で記載されているPHAIDONのWhere Chefs Eat(goo.gl/8jkTf9)も、まあまあですが参考になりますよ。
アプリ版もありますので、そちらが便利だと思います。
チラ見する程度なら、人のブログやFacebooktwitterで見るだけで十分ですので、ぜひ、行かねばわからない各地深層へのアクセスを、まるで偶然のように探し出して掘る旅を、お楽しみください。
自分のリミッターを外して、良い旅を。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol304/Part2』(2017年4月14日発行)

 

関連サイト>>>PHAIDONのWhere Chefs Eatのサイト

Where Chefs Eat Book and App | Food & Cookery | Phaidon Store

 

関連サイト>>>

2018年「世界のベストレストラン50」 日本からは3店ランクイン | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

 

世界のベストレストラン50に入ったフランスのお店

3. Mirazur|マントン フランス

8. Arpège|パリ フランス

21. Alain Ducasse Au Plaza Athénée|パリ フランス

29. Alléno Paris Au Pavillon Ledoyen|パリ フランス

40. Septime|パリ フランス

 

高城 剛さんが語る地中海のオススメ オススメはフランスではなく、クロアチア

時期にもよりますが、6月中旬からの南欧は、この世で最高の気候だと思います。
景観も素晴らしいですが、目に見えない(写真に写ることがない)南欧の気候は、現実逃避先というより現実離れしていると感じるほどです。
いわゆる地中海性気候と呼ばれるものですが、初夏の素晴らしい太陽なのに日陰は涼しく、夜はなんとも言えない気持ちいい風が吹くのです。
一度、これを知ってしまうと中毒同然になりますので、僕も毎年この時期地中海で時を過ごします。
地中海といえば、スペイン、フランス、イタリア、ギリシャなどが有名ですが、オススメはクロアチアです。
ドゥブロブニクやフヴァル島、コルチュラ島などの海岸沿いの町の他に、プリトヴィツェ湖群国立公園や、おとぎ話に出てくるような(非現実的な)周辺の村々もオススメです。
周囲一帯を流れる水が美しい場所です。
特に6月最終週から混み始める7月中旬が狙い目です。
ぜひ、良い旅を!

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.291/Part2』(2017年1月13日発行)

 

高城 剛さんが語るフランス渡航時にできるビジネス 

シンプルだが、モノの売買でビジネスを行うこともできるという事例。日本になくて、フランスにあるもので、日本にいる人に求められているものは何か?

 

新品、中古関わらず、海外には、日本で売れるものが眠っている。

 

僕も同じ大学生の時、働くのが嫌で嫌で、コストをかけないため&楽しいので、家に住むのを止めて車で暮らしていた時期があります。
その上、「収入がないと読みたい本も買えない、遠くに住んでいる興味がある人に会いに行くことができない、行ってみたい国にも行けない、海外をフラフラする資金も貯まらないなど、もどかしいことも多い」と考えていました。
そこで、はじめたのが「せどり」です。
せどり」とは、古本屋を回って、背表紙だけを見て希少本を掘り出し、高値で転売する仕事で、いまでもブックオフでバーコードを読み取っている「セドラー」をよく見かけますが、基本は同じです。
ただ、僕の場合は「変態図書」に限っていました。
なかでも得意はピエール・モリニエなどの変態作家で、これをフランスの古本屋から発掘し、無料同然で仕入れて、稀少本屋やそこで知り合った変態のおっさんに高値で売却することをしていました。
当然、この高値には僕の旅費や人件費の他に「読みたい本」や「遠くに住んでいる興味がある人に会いに行くコスト」や、ついでに「行ってみたい国にも行く旅費」なども含まれています。
いまでも、この手の良書や原画はオンライン販売されることは滅多にありませんので、掘り出しにいかねばなりません。
真贋を見極める目や交渉も必要で、いまでも僕は「せどり」だけで食べていく絶対の自信があります。
なぜなら、当時フランスに行くには莫大な渡航費用がかかった上に、相次ぐテロからビザが必要で、隣国に行くのにも国境を超える必要があったのですが、いまは、随分ハードルが下がったからです。
人生の選択は無限とは思いませんが、かなり幅広いことは間違いありませんよ。

『高城未来研究所「Future Report」Vol.284/Part2』(2016年11月25日発行)

 

 高城 剛さんが語るフランスの海外領土 イル・デ・パン島など

 

イル・デ・パン島もヌメアも、コストが許すならできるだけ良いホテルにお泊りになることをオススメします。
やはりフランスだけあって、サービスのクオリティやロケーション(特にサンセット)、そして食事まで宿泊費と完全に比例しています。
また、ニューカレドニアのオススメの食事は、なによりヤシガニで、その大きさに驚きますよ。
どの店もメニューに載っていませんので、前日に予約して捕獲してもらう必要がありますが、鮮度も高く、味もなかなかです。
ぜひ、良い旅を!

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.281/Part2』(2016年11月4日発行)

 

高城 剛さんが語るフランスバスク 

 

サンセバスチャン(ドノスティア)は、バルというか小さな立ち飲み店でピンチョスをつまみながらハシゴするのが楽しい街で、なかでも個人的には「A Fuego Negro」が大好きな1店です。
さて、飲食以外の観光といえば、もし、お時間があれば国境を越えて、フランス側のバスクに行ってみることもお勧めしたいと思います。
いまでこそ、国境によってスペインとフランスに分けられてしまっていますが、もともとバスクは、文化的にも人種的にも言語学的にも、まったくスペインともフランスとも関係ない人たちです。
DNA的に見れば、むしろ中央アジアフン族に近い人たちで、言語もラテン語とはまったく異なります。
そこで、王道の観光地を一通り回ったら、フランスバスク(通称:女バスク)にも立ち寄り、両方を見ながら、歴史を考察すると面白いでしょう。
ちなみに、サーフィンをするなら、ビアリッツは欧州を代表する最高のポイントで、いい街ですよ!

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.277/Part2』(2016年10月7日発行)

 

高城 剛さんが語るフランス南部の軍港トゥーロン

 

ドイツの元政治家アンドレアス = フォン = ビューロー(内閣調査技術大臣)が言うには、「陰謀論」という言葉自体を作ったのがCIAだと話しており、「適度な陰謀論」を撒き散らすことによって、より大きなものから目をそらせることが目的だとしています。
こうなると「陰謀を隠すための陰謀」が流布していることになりますので、なにが本当かわかりません。
ですので、旅に出るのです。
一昨年の夏、このメールマガジンの冒頭で、僕はフランス南部の軍港トゥーロンコルシカ島から船で向かっていて、バカンスから慌ただしく戻る軍人を多く見かけた、とお話ししました。
その後、戦艦は中東に向かうのですが、それがまわりにまわって昨年冬に起きたパリのテロへと「回帰」します。
断片的に見える物事は、必ずどこかにつながっており、それを自分の目で読み解く必要があります。
現在、世界は危機に瀕していますが、こんなものではないと思いますので、どちらにしろ旅行はお早めに。
「目」を養うのは、いましかありませんよ。
その「目」がある者だけが、次の的確な道を進むことが可能になるのです、あと十年もしないうちに。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.270/Part2』(2016年8月19日発行)

 

高城 剛さんが語るフランスが抱える社会問題を理解できるスポット 

 

ベストにも様々な意味がありますが、アジアなら香港、シンガポール、KLのターミナル2、運行数から見る可能性は仁川、北京です。
ヨーロッパならバルセロナのターミナル1、アムステルダムコペンハーゲン、中東ならドバイとドーハ、入国審査の点からシドニーです。
その次あたりに羽田ですかね。
パリ(CDG)を見ると、フランスが抱える社会問題が、よく理解できます。

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.269/Part2』(2016年8月12日発行) 

 

高城 剛さんが語るフランスのマルシェ

 

マルシェといえば、やはりプロヴァンスじゃないでしょうか。
なかでも僕はサンレミ・ド・プロヴァンスとアルルのマルシェが好きです。
アルルは、ゴッホが晩年住んだ場所で、いまでもゴッホが描いたカフェや中庭がある美しい街です。
サンレミ・ド・プロヴァンスのマルシェも最高ですよ。
このあたりは食材の宝庫ですから、マルシェに躍動感がありますね。
夏も素晴らしい場所ですが、冬に欧州北部から訪れると、街そのものが輝いてみるほどです。
リールからですとそれなりに距離がありますが、TGVに乗ってしまえば時間はそれほどかかりません。
トリュフ専門のマルシェもあります。
注意は基本的に13時頃には閉まってしまうのと、クリスマスには開催してない所がほとんどですので、事前に開催日と時間をお知らべになってから出かけましょう。
アジアならベトナムのダラットがいいですね。
ぜひ、良い旅を!

 

『高城未来研究所「Future Report」Vol.228/Part2』(2015年10月30日発行)

 

フランスのアルルは、Arlesと綴る。ミシュラン緑本(p.616)で三つ星。アルルはどこにあるのだろうか?

 

フランスのサンレミ・ド・プロヴァンスは、Saint-Rémy-de-Provenceと綴る。南仏にある。ミシュラン緑本には掲載がない。

 

2018年10月18日公開

 

以上